バキュームクリーナー(真空掃除機・電気掃除機)といっても色々な種類･機能のものがあります。バキュームクリーナーについて　お役立ち情報をまとめてみました。

バキュームクリーナー（真空掃除機・電気掃除機）とは

送風機を使って容器内を減圧し、ゴミやほこりを吸い取るバキュームクリーナー（真空掃除機・電気掃除機）が色々なところで利用されています。

通常のバキュームクリーナーは、送風機用モーターの冷却に吸引した空気を利用するため、液体とか電導性の粉塵を吸い取った場合故障しやすいといった欠点があります。これを改善するために冷却方式を変えて液体や電導性の粉塵でも吸引可能な吸水バキュームクリーナーもあります。

方式で分類すると大きく分けて下記の２つがあります。

紙パック方式

ゴミを紙パックの中に溜める方式で、紙パックごと捨てられるため、ゴミ捨てが簡単です。紙パックがフィルターともなるので、備え付けのフィルターを頻繁に掃除する必要がありません。ただ、ゴミが溜まると吸込力が落ち、紙パックは利用しているバキュームクリーナーに見合った製品を使用する必要があります。最近は専用の紙パックを使わず、ティッシュペーパーで代用できるものもでています。

サイクロン方式

紙パックを利用しないで、本体内に竜巻状の風を起こし、その遠心力によってゴミと空気を分離する粉体分離方式をサイクロン方式といいます。紙パックを使わない分,経済的で、ゴミが溜まっても吸引力が落ちにくいというので人気がありますが、フィルターを掃除する必要があり、集塵容量が少なく、独自の高周波の音がするのが欠点です。

最近はサイクロン方式を希望する人が多くなってきていますが、紙パック方式も依然として人気があり、どちらが良いといいかねないのが現状です。


バキュームクリーナーの排気とアレルギー疾患

バキュームクリーナーの排気がアレルギー疾患の原因の一つだという説があります。バキュームクリーナーに吸引されたハウスダストやダニ、花粉などのアレルギーの発生元のアレルゲンが、バキュームクリーナー内で粒子状に 細かく破砕され、排気と一緒に排出される。それをすった場合鼻腔内で除去出来ず気管支や肺にまで侵入し、アレルギー疾患の原因となるというものです。バキュームクリーナーの排気をできる限り窓際とか室外に向け、掃除中は部屋の換気を良くしておくことなどの対策が必要かと思われます。