海外でパソコンが動かなくなったらどうしますか。誰も助けてくれる人がいないのでとても大変です。
海外でパソコンが故障したら、まずは、あせらずひとつずつ対応してみましょう。
パソコンが動かない現象は色々ありますが、大きくは下記のとおりです。
1) |
まったくパソコンの電源が入らない。 |
2) |
操作中、頻繁にパソコンの電源が落ちる。 |
3) |
操作中フリーズして、操作ができなくなる。 |
4) |
パソコンの電源は入るが正常に動作しない |
まったくパソコンの電源が入らない場合
パソコンの電源が入らない原因は色々あると思いますが、かなり重症です。大抵はパソコンショップへもって行くことになりますが、その前にちょっと調べてみると意外と直ることがあります。
パソコンの電源ケーブルの断線
パソコンの電源ケーブルが断線しているかもしれませんのでケーブルを動かして試して見てください。特にパソコン本体への接続部が断線しやすいのでこの部分を重点的に動かしてみて下さい。これで少しでも動くようであれば、断線です。断線箇所が特定できて、それがパソコンから少し離れていれば自分でケーブルをつなぎなおすことができます。これは、あくまでも応急処置ですが、ケーブルをメーカに手配している間もパソコンを使用できます。
また、パソコンの電源ケーブルは必ずしも純正品でなくても下記仕様のものが見つけられれば利用可能です。
電源アダプターに記載の極性が同じもの |
出力電圧が同一のもの
電流値が近いもの |
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パソコンのバッテリーの寿命
パソコンの
バッテリーの寿命がきている場合も電源が入らないことがあります。一度パソコンのバッテリーを外してみてください。これで動けばパソコンのバッテリーを取り替えれば直ります。
パソコンの増設メモリー
パソコンに増設メモリーを追加している場合、パソコンの増設メモリーが焼けていることがあります。一度増設メモリーを外した後に、電源を入れてみて下さい。これでよくなればメモリーが焼けています。新しいのと取り替えてください。海外でも、自分のパソコンにあったメモリーを見つけるのはそれほど難しくはありません。
できなければ、日本から取り寄せます。新しいメモリーが届くまでは残りのメモリーだけでも動きが遅いながらもパソコンは動きます。
その他
パソコンが故障する主な原因は取り外しができる箇所に多くあります。したがって、外せる箇所を一つずつ外してみてください。これで良くなることがよくあります。
操作中、頻繁にパソコンの電源が落ちる場合
まず、前項の内容を確認下さい。次にパソコンに手を当てて異常に熱いところが無いか調べてください。
パソコンの異常加熱
パソコンが異常に加熱すると、このような現象になることがあります。まず、パソコン本体を手で触ってみて、部分的に熱く加熱している部分がないか確認します。この場合、パソコンを停止してしばらく放置した後、再度電源を入れると起動できます。但し、加熱の原因を取り除かないと何度も同じ現象が繰り返されます。例えば、必要以上にソフトを同時に動かさない。メモリーに負担の掛かりすぎるようなソフトを使用しない。パソコンの底の部分とパソコンを置いている面との間に少し隙間ができるように工夫して放熱効果を高める等の対策で改善することが多いです。
パソコンの操作中フリーズして、パソコンの操作ができなくなる
この現象が起きた時に、いきなりパソコンの電源を切る人がいますが、いきなり電源を切ると、作成中のデータがなくなるとか、ハードディスク等に損傷を与える場合がありますので、電源を切る操作は最後の手段としてのみ行ってください。操作手順として次のように行うのが安全です。
パソコンのシステムリセット
「Ctrlキー」+「Altキー」+「Delキー」を同時に押してしばらくすると起動中のプログラムを強制停止するための画面が表示されるので、指示に従って操作します。これで大抵改善します。但し、この後、同一現象が繰返しおこるようであれば、一度パソコンを終了させた後、再起動します。又、この現象が日常頻繁に起こるようであれば、メモリー容量が十分でないことが考えられますのでメモリーの増設を検討して下さい。
パソコンのシステムリセットがまったく動作しない場合
システムリセットがまったく動作しない場合、パソコンにリセットスイッチがついていればリセットスイッチで再起動します。リセットスイッチがなければ、電源スイッチで電源を切ってください。大抵の電源スイッチは数秒間押しつづければ、電源が切れるようになっています。
パソコンの電源は入るが正常に動作しない場合
パソコンの動作不良が一つのソフトに限られる場合
対象のソフトのみをアンインストールした後、再度インストールすることでかなりの場合直ります。
関連周辺機器の不良が考えられるため、コントロールパネル内のシステム/ディバイスマーネージャをチェックして不良機器が無いか調べます。不良機器が見つかった場合は自分で対処できなければメーカに問い合わせし、指示に従って処置します。
全体的にパソコンの動作が通常と違う場合
前項と同様に不良機器がないか調べます。
ウイルスが侵入している場合がありますから、ウイルスチェックを行います。
ウイルス発見の場合、感染ファイルを駆除します。
改善しない場合は、Officeの再インストール、 Windowsの再インストール、最悪の場合はパソコンのハードディスクの再フォーマットを行います。(但し、この作業は、事前にデータおよびシステムのバックアップが必要となります。また、ハードディスクのフォーマット終了後リカバリーを行うことでシステムおよびデータの復旧ができます。)
日本を出発する前にお薦めのパソコンの準備項目
1) リカバリーCD,FD
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2) Windows CD
3) Office CD(Word 、Excel)
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4) アンチウイルスソフト
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5) その他無いと困るもの
6) 各種ドライバー用FD,CD
あらかじめパソコンの基本ドライバーソフトをドライバー専用フォルダーにコピーして置くと便利です。
海外からアドバイスが受けられるように、必要なものは日本を出発する前に、会員登録等を済ませておくことをお薦めします。(パソコン、ソフト、デジカメその他)
※海外でパソコンが故障した時簡単には日本にもって帰れないので「
※」のものは必ず一緒に持っていってください。
※よく利用されている
アンチウイルスソフトオンラインショップを紹介いたしますので、参照ください。